初のオリジナル企画タイトル。大好きなダリオ・アルジェント作品へのオマージュ的作品。開発中、周囲からは逃げるだけのゲームなんて駄目と言われ続けていました。部屋の質感や雰囲気を出すため、当時のSFC作品としてはかなり贅沢(というか無茶)なBGの使い方をしています。

 ちなみにキャラクターグラフィックの作成には実際のモデルを撮影、その画像の取り込みによるCG化という手順を踏んでいます。これは作業期間の短縮と共に、当時流行っていた実写取り込みを使用してみたかったのが理由。この当時は実写取り込み程度でも最新技術だったのですね。

 ジェニファーのモーションモデル役は当時同僚として企画課に在籍していた女性。こんな企画内容ということを彼女に伝えたところ、撮影当日彼女が着てきたのが白ブラウスと紺のスカートという衣装。そして、その格好がそのまま本編のジェニファーの衣装になったのでした。(これも今のゲーム製作では考えられないのどかなエピソードですが…)ちなみにこのモデル役の女性は素晴らしい体当たりの演技を披露。会社の屋上で、出入り口の上にあったでっぱりの部分にぶら下がったり廊下でコケたりと頑張ってくれて、その多くがほぼそのままの姿でゲーム中に再現されています。